カテゴリ:横須賀市の不動産売却 / 投稿日付:2025/10/23 11:38
このたび、横須賀市鴨居にお住まいのお客様より戸建の査定依頼をいただきました。ご相談内容は「複数の会社に査定を依頼したが、契約を一般媒介にするか専任媒介にするか迷っている」というものでした。不動産を売却する際には、どの媒介契約を結ぶかによって販売の進め方やサポート体制が大きく変わります。ここでは、それぞれの特徴と判断のポイントを整理してご説明します。
まず、一般媒介契約とは、複数の不動産会社に同時に売却を依頼できる契約形態です。最大のメリットは「複数の会社が販売活動を行うため、より広く買主を探せる可能性がある」という点です。また、売主自身が見つけた買主と直接契約することも可能で、柔軟性があります。一方で、デメリットとしては、各社が他社より先に契約を取りたいという意識が働くため、情報共有や販売戦略が分散しやすく、売却活動が一貫しにくいという点が挙げられます。また、レインズ(不動産流通機構)への登録義務がないため、販売情報が市場全体に行き渡らないケースもあります。
次に、専任媒介契約は、1社のみに売却を依頼する契約です。メリットは、1社が責任を持って販売活動を管理するため、戦略の一貫性が保たれ、販売状況の報告義務も定められている点です(2週間に1回以上の経過報告が義務付けられています)。また、レインズへの登録が必須で、他の不動産会社を通じた紹介も受けられるため、販売機会が狭まるわけではありません。ただし、専任媒介の場合は1社に任せる形になるため、信頼できる担当者を選ぶことが非常に重要です。
判断のコツとしては、「どの会社に任せても信頼できるか」が基準になります。販売活動に透明性があり、査定根拠や販売戦略を具体的に説明できる会社であれば、専任媒介を選んでも安心です。逆に、複数の会社の動きを比較しながら自分で進行を把握したい方は、一般媒介が向いています。また、売却スピードを重視する場合や、担当者と密に連携したい場合は専任媒介の方が適しています。
当社では、横須賀市鴨居をはじめ市内全域で、一般媒介・専任媒介いずれにも対応しております。契約の形式よりも「お客様が納得して売却できる体制」を第一に考え、最適な方法をご提案いたします。媒介契約でお悩みの際は、仕組みや実例をもとに丁寧にご説明いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。





