カテゴリ:横須賀市の不動産売却 / 投稿日付:2025/10/26 18:18
このたび、横須賀市東逸見町にある戸建のお住まいについて査定をご依頼いただきました。ご相談内容は、相続されたご実家をどう活用するか検討されており、空き家化を避けながら価値を保ちたいというご希望でした。実際、横須賀市では空き家の増加が地域課題として顕在化しており、売却を視野に入れた早めの整理がますます重要になっています。
横須賀市が公表する「空家等対策協議会」の資料によると、適切に管理されていない空き家(「腐朽・破損あり」と分類される戸建)が2023年段階で2,210 戸に上り、住宅全体に対する割合は約1.1%になるとされています。これは「91軒に1軒」程度が管理不全の空き家であるという相当数で、横須賀市としても住環境や景観、防災・防犯の観点から早期の対策を図る方針です。
さらに、2025年8月には「空き家等対策協議会」が開かれ、市と関係団体により空き家の活用、適正管理、除却支援などの取り組みが協議されました。空き家のまま放置すると、倒壊・飛散・草木の繁茂・景観悪化など、近隣住民にも影響を及ぼすリスクが高まるため、所有者として「売却」「解体」「賃貸活用」などの選択肢を検討するタイミングでもあります。
相続された戸建を売却する際は、こうした背景を踏まえると、「空き家化」が近い将来起こり得る状態にある」 という点を見逃してはいけません。査定では物件そのものの築年数や状態に加え、地域の空き家実態や自治体の支援制度、近隣環境の変化といった“売却外部要因”も価値に影響します。たとえば、売却が遅れて建物の傷みが進むと、売却価格にマイナス影響を及ぼすことがあるからです。
当社では、東逸見町をはじめ横須賀市内の相続不動産・空き家対応の実績が豊富です。査定時には「建物状態」「立地」「売りやすさ」の観点に加えて、「このまま所有を続けた場合に発生しうる管理コスト・地域リスク」も見える化してご報告しています。ご実家を売却するかどうかを迷われている方も、まずは「現状の価値を知る」ことが安心につながります。どうぞお気軽にご相談ください。





